勝手に書評 -5ページ目

【夢を与える】著者:綿矢りさ


【一言評価】
全体的に好きになれない。

【こんな方にお薦め】
特になし

【管理人感想】
~一部抜粋~
裏切った。私は自分の人生を生きたことで多くの人を裏切ったのだ。~

夢を与えるとは、他人の夢であり続けることなのだ。だから夢を与える側は夢を見てはいけない。恋をして夢を見た私は初めて自分の人生をむさぼり、テレビの向こう側の人たちと十二年間繋ぎ続けてきた信頼の手を離してしまった。一度離したその手は、もう二度と戻ってこないだろう。

主人公はこういってますが、「夢」の一つが「芸能界で与えることができる夢」であり、またこの主人公が芸能界でのキャラクターとして与えてきたものはもっと小さなカテゴリーに入る夢でしょう。自分の人生をいきる=裏切る じゃなく、自分の別の人生を生きる=裏切る だったのではないでしょうか。
いずれにしても、性交渉を他人にビデオで録られる事を了承している時点で善良な社会人として失格です。非常に無分別で稚拙な行動です。

読み終わっても何か心に残るといったものはなく う゛~~~ん イマイチ
なんていうか各キャラクターも存在感が薄い 心情もあまり伝わってこないし。
ただただ主人公が自己中心的な考えだなぁという印象で終った

綿矢 りさ
夢を与える

【異常気象売ります】著者:シドニィ・シェルダン

【一言評価】
異常気象という設定以外ダメダメ!

【こんな方にお薦め】
特になし

【管理人感想】
シドニィ・シェルダンは読みやすくて本を読むキッカケの一つになった小説家ですが、この本はアレレ?て感じです。
テンポもよく読みやすいことに変わりはありませんが、ただそれだけでした。中身に面白さも、感心するところもありませんでした。
暇つぶしに読むのにも向かないと思う(キビシイ)

KIGが開発した気象調整装置―プリマ。なんていうのは面白いけどね^^人が気象を操れるようになったら怖いね。

~小あらすじ~
各地で異常気象が発生し、各地で科学者が事故死していく。異常気象は自然に発生したものではなく世界的シンクタンクKIGのオーナーであるタナーの仕業だった。タナーは殺した科学者の妻を言葉巧みに呼び出し殺そうとする。夫を殺された妻(もちろん美女)二人が出会い何者かによって殺されそうになっているのを感じやがてその敵がタナーだと確信する。夫の死の真相を解き明かしていく。
タナーの兄KIGの創設者でノーベル賞受賞者であるアンドリューは、心やさしい人物であった。ある日事故によって脳に大変な障害を負い、兄に代わってタナーがKIGのオーナになったが、その事故は弟タナーの仕業であった。
最後にアンドリューはプリマをなんとか操作してタナーの乗った自家用機を攻撃した。

【図書館戦争】著者:有川浩

【一言評価】
少女漫画っぽい。

【こんな方にお薦め】
12歳から17歳くらいの女の子
少女漫画の構成が好きな方

【管理人感想】
ありえない時代背景です。こういう設定を思いついた発想がおもしろい。
それぞれのキャラクターがはっきりとしていて少女漫画っぽい。
少女漫画って「うーうー、カユイ!恥ずかしい!」って思わせませんか?そんな感じで「恥ずかしい!!」と思わせる箇所てんこもりです。
有川 浩
図書館戦争


【名もなき毒】著者:宮部みゆき



【一言評価】
何がなんだか分からないぼやけた毒に名称をつける事が一歩

【こんな方にお薦め】
犯人を見つけたい方
テンポがよい読みやすい本が好きな方

【管理人感想】
さらっと一気に読めてしまう本。
中身も面白くていったいどうなるの?!!って感じで引き込まれます。
軽く盛り込まれている内容も
土壌汚染
シックハウス
虚言
フリーター?ニート?問題
家庭問題 老人介護 貧困etc

これら問題の中でも強く思ったことがあります。本人が招いた事ではない環境、本人にどうすることもできない環境で生きてきた彼のような境遇が、物語だけのこととして流せない。
考えさせられる事は、
彼はそこに留まって生きてああいうことになったが、もし彼が違った積極的な行動をにでたとして・・・例えばだけど、本書のストーリーとは違うが、「自分が助かるために家族を捨てて家を出る」という選択をしたとしても、
彼の良心・思想が彼の精神を蝕み、また違った不幸を歩いたのかもしれないと思わずにはいられない。

こういう状況を作らないように社会保障ってあると思う。
が実際は、
保障が本当に必要なところには保障がなく、不必要なところになされていたりするんだよね・・・(困)

あと、強く印象に残ったキャラクター・・・恐怖の女 原田いずみ
頭がおかしいとしか思えない驚愕の行動をとる。
彼女は・・・やはり兄に・・・?ちょっと最後まで私には分からなかったんだけど
何故彼女がああいうふうになったのかが分からないまま 想像をめぐらせる。

ちょっと寝ぼけながら読んでたから私に理解力がなかっただけかもしれないけどね(笑)
(二度読みしたらもう少し付け足して書こうかと思います。未定ですけど・・・そのまま書かない可能性も・・・)
と、まぁ寝ボケながら・・・強くメッセージを受け取ったように感じたのは、
人が発する悪い言葉や行動・甘えやとにかく良くない事ね、その小さな事の一つ一つこれらを一気に「毒」と言ってしまってるんだけど、
これら毒の一つ一つに名称をつけていけば、問題や指している事柄が明示できることになるので現代の社会問題の解決の一歩になる
という事を著者はおっしゃっていたのかな。
周知できる名前ってすごく大切だよね

お薦めの本です。


【インターネットで本を買うなら】
名もなき毒 アマゾンドットコム

【ゼロからはじめるミシン生活】著者:しかのるーむ

クッションカバーを作ろうと思って参考にした本です。

もともと持っているクッションのサイズと売っているクッションカバーのサイズが合わなくて、
それじゃぁ作りましょうとなった。
ファスナーが横についているクッションカバー売ってるでしょ?ああいうのを作りたくて。
裁縫とかって肩が凝って好きじゃないんだけど必要にかられればしょうがない。

決定的だったのが、ショッピングをしている時に良い色の生地が割りと安く売っていたの
それで・・・つい買ってしまった。
後は、この本を見てファスナーと糸を買いに行って作りました。

お店で売ってるのと変わらない出来で大満足です!
やっぱ、ファスナー付がいいよね 洗えて清潔だし。



しかのるーむ
ゼロからはじめるミシン生活―いちばんやさしいソーイング入門