【裁判官の爆笑お言葉集】著者:長嶺超輝 | 勝手に書評

【裁判官の爆笑お言葉集】著者:長嶺超輝

長嶺 超輝
裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)

【一言評価】

裁判官のおことばが光る

【こんな方にお薦め】
裁判に興味のある方
人生ドラマを見たい方
公平を求めたい方

【管理人感想】
裁判には興味がありました。実際に裁判所に傍聴にいきたいと思いつつまだ行ったことはありませんけど。
それで「裁判官の爆笑お言葉集」との本題に惹かれて読みました。

やっぱ、裁判官はいいこと言う!と思ったのが一番大きかった。

私としてはもっとひとつひとつの裁判を詳しく見たかったのですが、そうするとこの本の趣旨とはことなるのでこれはこれでいいと思います。
ひろーく、あさーーーく、裁判官を知る という感じですか。

平成21年5月までに裁判員制度が施行されるそうですね。一般人が裁判官と向き合った制度がはじまるわけで、われわれ一般市民は一層裁判に感心が向きます。
この本では、裁判官が心情的にはもっと重い刑を科したいのに量刑相場がそれを許さないとき、裁判官は被告人に一段と痛烈な非難のメッセージを浴びせている と感じると書いていました。量刑相場と一般市民の処罰感情に大きなずれが生じた時には、裁判員が量刑決定に関与することはそのギャップを埋めるのに効果が あると思う。
でも、
一般市民の処罰感情が裁判官の量刑感覚より正しいとは言えない。何に重きを置くかでも変わってくるし。
完全にそれ、おかしいやろ!と思う量刑相場もあるんだけどね。

【裁判傍聴を記録したブログ】
名古屋地方裁判所 やじうま傍聴記